【積立NISA】2023年からつみたてNISAを始める方法とおすすめの銘柄は?
皆さん、こんにちは。公認会計士の岸田です。
今回は、新しい岸田NISAで買うべき投資信託について解説します。このチャンネルをご覧の方々の中にも、NISAを始めたけれど何を買うべきかわからない人が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、NISA口座の開設、つみたてNISA口座で買うべき投資信託、分散投資と低コストがなぜ良いのか、インデックス・ファンドは本当に正解なのか、ノーベル賞学者の考え方?について、公認会計士がわかりやすく解説いたします。ぜひ最後までご視聴ください。
目次
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つみたてNISA口座の開設方法
岸田先生、岸田首相が新しいNISA制度を作ったそうですね。私もNISA口座を開いてみようかと思います。どうやって口座を開けばいいでしょうか。
NISA口座の開設は、好きな証券会社を選んで、マイナンバーカードと本人確認書類を提出するだけだよ。書類で申し込むならば、郵便物のやりとりで時間がかかるから、オンラインで申し込みしてしまったほうがいいね。スマホで必要書類の写真で撮ってアップロードすればいいから簡単だよ。オンラインだと最短で、翌日から投資を開始することができるよ。NISAで口座に関する税務署の審査があるけれど、それは証券会社がやってくれるから、自分でやらなくてもいいんだ。
つみたてNISAで買うべき投資信託
なるほど、簡単ですね。今からやってみます!NISA口座を開いたときには、どのような投資信託を買えばよいのでしょうか。Youtube動画を観ていますと、「インデックス・ファンドがおすすめ」と言われています。これは何ですか?
インデックス・ファンドというのは、市場全体の株価平均に連動した運用を目指す投資信託のことだ。日本市場、米国市場など色々な株価があるし、債券やREITの指数もあるけれど、つみたてNISAで推奨されているのは、一国を代表するような市場全体の株価の指数なんだよ。たとえば、TOPIX、日経平均株価、ニューヨークダウ、S&P500などだね。
なぜ株式市場全体に連動させることが推奨されるのですか?
理由の一つは、値動きがわかりやすいことだね。TOPIXや日経平均株価、ニューヨークダウやS&P500などは公表されているから、値動きがわかりやすく、投資成果が目に見えるからだよ。
Yahoo!ファイナンスで検索すれば、すぐに今日の価格がわかりますね。
なぜ分散投資と低コストがよいのか
2つ目は、幅広い株式銘柄に分散投資できることだ。株価指数へ連動させるため、インデックス・ファンドは、ものすごくたくさんの銘柄の株式を購入するんだ。それゆえ、一般投資家は、数万円といった小さい投資額であっても、投資信託の購入を通じて幅広い株式銘柄へ分散投資することが可能となるんだよ。
それはリスクを小さくするためだね。投資の世界では「卵を一つのカゴに盛るな!」という格言があるんだ。一つのカゴに卵を盛ってしまうと、そのカゴを落とせばすべての卵が割れてしまうけれど、複数のカゴに盛っておけば、1つのカゴを落としても、卵をすべて割ってしまうことはないよね。
3つ目は、運用コストが低いことだね。投資信託で運用すると、信託報酬が毎年取られるんだけれど、インデックス・ファンドは、残高に対して0.1%とか0.3%とか低く設定されているんだよ。老後資金として10年や20年の運用を行うのであれば、当然にコストは安いほうがいい。毎年1%違うと20年で20%だよ。1,000万円投資すれば200万円の損失だ。
インデックス・ファンドが本当に正解なのか?
岸田先生は、他のYoutube動画でインデックス・ファンドを推奨されていましたよね。理由は、分散投資、低コストでしたよね?
そうだね。基本的には、インデックス・ファンドで正解だと思う。ただし、その理由は、ちょっと違うかな。正直なところ、リスクとリターンと分散投資の効果がどれくらい大きいのか、わからないし、させるのがいいのか、よくわからないんだよ。インデックス・ファンドでも大きく値下がりすることがあるから、そんなときは、インデックス・ファンドであろうが何であろうが、タイミング良く売り買いすることが正解ではないかと思うことがあるよ。
それでもインデックス・ファンドをお勧めされているのはなぜですか?
ノーベル経済学書の学者の考え方
それはね、学生時代に、「インデックス・ファンドが正解!それ以外は間違い」って教えられ続けて、それが潜在意識に刷り込まれてしまったからなんだ。そのときの先生がとても厳しかったから。その考え方をずーっと持ち続けて現在に至っていることなんだよ。
岸田先生は学生の頃から投資を実践されてきたんですか?
いや、当時はお金が無かくて、風呂なし木造アパート6畳1間に住んでいたから、投資なんて1円も行っていなかったよ。大学生の頃に「金融論」という授業があってね、「現代ポートフォリオ理論」というテーマを勉強したんだ。これは、私が大学生だった1990年にノーベル経済学賞を受賞したハリー・マーコウィッツが発表したものだったので、大人気だったんだよ。
ノーベル賞をとった経済理論ですか?そんなことは難しくて私には理解できません。
それは別の動画でわかりやすく解説することにして、結論だけ教えてあげようか。私たち投資家にとっての最適な資産運用は、国債とインデックス・ファンドを組み合わせて作ることということなんだ。
インデックス・ファンドは、日本市場とか米国市場とかありますが、どれになりますか?
現代ポートフォリオ理論だと、リスクのある金融商品は、市場で売買できる証券まるごと全部を時価総額に比例して保有することなるんだ。ただし、そんなことは現実的には不可能だから、一番近い形として、全世界の株式の指数に連動するインデックス・ファンドを買えばいいだろうね。全世界の株式指数は、アメリカのMSCI社とイギリスのFTSE社の2社が公表しているものが有名だね。大きく変わらないので好きなほうを選んだらいいよ。
ノーベル賞の経済理論が、国債とインデックス・ファンドだと結論付けているのに、なぜインデックス・ファンド以外の投資信託も売られているのでしょうか?
それは、真実を知らない人が多いからではないかな。「グローバル成長戦略ファンド」とか、「最先端テクノロジー未来ファンド」みたいなアクティブ・ファンドが売られているのを見ると、「お前ら学生時代に勉強したのか?」「ガーファとかテスラ株」って言いたいだけじゃないかと問い詰めたくなるよ。
まとめ
今回は、つみたてNISAで買うべき投資信託について解説いたしました。現代ポートフォリオ理論はなぜインデックス・ファンドが最適だと結論づけたのか、別の動画で解説しますので、ぜひご覧ください。
最後に、公認会計士の私が強く訴えたいことがあります。それは、金融機関に投資を相談することは、赤ずきんちゃんがオオカミに人生相談することと同じだということです。重要なことは、あなたの周りにはオオカミがたくさんいることに気づくことです。株式や投資信託を売りまくって大儲けする人たちに、資産運用の相談をしてはいけません。この動画を参考に、正しいファイナンシャル・プランニングを実践していきましょう。
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