今回は、葬儀が終わってすぐ行う相続手続きについて解説します。このチャンネルをご覧の方々の中にも、葬儀の後に相続手続きが必要だと言われているけれど、何をすればよいかわからないとおっしゃる方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、岸田康雄税理士事務所の職員が、斎場のお客様に相続手続きをどのようにご案内しているか、その会話をご紹介いたします。ぜひ最後までご視聴ください。


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葬儀後の相続手続きが不安なお客様へ

佐藤様、この度はご愁傷さまでした。私は、先日斎場カウンターでご挨拶させていただきました中村と申します。お疲れは取れましたか。



喪主を務めるのは初めてでしたので、本当に疲れました。今日は一日休んで、明日から夫の遺品を整理ししようと思います。



今回、東京博善のお葬式をご利用いただき、ありがとうございました。いかがでしたでしょうか?



スムーズに葬儀を終えることができました。一緒に温かく見送ってくださり感謝しています。



そのお言葉を聞いて安心しました。実は、私はご葬儀の後のアフターサポート部門を担当しております。今回は、忌日法要のひとつである、四十九日の法要と葬儀の後のお手続きについて、皆様にお電話でご案内しております。今、2分ほどお時間をいただくことはできますか?



それくらいでしたら、いいですよ。



四十九日の法要は、ご主人が亡くなってから48日目に行います。遺骨をお墓に納める納骨式も四十九日法要と同じ日に行われることが多いようです。四十九日の法要でよくご質問をいただくのが、日程の調整を前倒ししてもよいか?」とか「友引などの日に実施しても良いのか?」といったご質問なのですが、佐藤様は四十九日の法要の日程をお決めになっていらっしゃいますか?



そろそろ日程を調整しなければと考えておりました。四十九日の日程は、参列者の都合で決めてしまってもよいでしょうか?



はい。ご親族やご友人のスケジュールを調整した結果、48日目よりも前の週末に実施する方も多くいらっしゃいます。日取り上の縁起などは気にされなくてもよいとお考えください。



そうなんですね。これから調整していきます。





法要する場所は主に3か所あります。お寺、ご自宅、セレモニーホールです。もちろん、東京博善の式場もご利用いただけます。



そうなんですか。知りませんでした。



もし日程だけお伺いできれば、四十九日の法要に関して担当者から後ほどお電話をさせていただきますが、よろしいでしょうか?



はい、お願いします。



もうひとつのご案内がご葬儀の後に必要となるお手続きです。ご葬儀から東京博善をご利用いただいているお客様には、お手続きの進め方をご説明するだけでなく、特典として、お手続きの一部を無料で代行させていただいております。



区役所で色々とやるべき手続きがあると聞いたのですが、いったい何から手を付けてよいか、わからないのです。



ご葬儀から1ヶ月以内に行わなければいけない手続きが、実はたくさんあります。先に確認しておきたいのですが、自筆証書遺言書があれば家庭裁判所での検認という手続きが必要となります。遺言書はございましたか?



いえ、遺言書はありませんでした。



さようでございますか。そうであれば、相続人全員で遺産の分け方を話し合う、遺産分割協議が必要となります。法定相続人を確定するためには、ご主人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本を取得することが必要です。



うちは妻である私と子ども2人ですから、法定相続人は遺された私たち3人と決まっているはずです。





おっしゃるとおり法定相続人は3人ということでしょうね。現在のお子様以外にもお子様がいらっしゃるようなことは無いでしょう。しかし、ご主人に隠されたお子様が存在していない事実を法律的に証明するために、戸籍謄本を用意する必要があるのです。



そうなんですか、面倒ですね。



市区町村役場での手続きとして、亡くなってから14日以内に、健康保険と介護保険の「資格喪失届」を提出して、健康保険証を返却なければいけません。ご主人が世帯主であれば、世帯主の変更届も必要となります。また、年金事務所に「年金受給権者死亡届」を提出して、年金の支払いを止めてもらいましょう。それから、電気・ガス・水道・NHKの契約変更を行って、お支払いの銀行口座を変えなければいけません。亡くなったご主人の預金口座の自動引き落としができなくなるので、手続きをしなければ利用できなくなります。携帯電話、クレジットカードの解約や、運転免許証・パスポート・マイナンバーカードの返納なども必要になりますよ。



預金の引出しができなくなるんですか。それでは急がなければいけませんね。



それ以外の手続きとして、これは急ぐ必要はないですが、市区町村役場に葬祭費や埋葬料、高額療養費に請求することや、支給されていない年金の請求することも必要になりますね。年金をもらいすぎていた場合は返金しなければいけません。



面倒な手続きが多いですね。





弊社では、専属の税理士がおり、「ご葬儀の後のお手続きの進め方」について詳しくご案内しております。ご相談にいらっしゃるときは、こちらで交通費のご負担もいたしますし、戸籍謄本の取得を無料で代行させていただくことが可能ですよ。



戸籍謄本を取っていただけるんですか?



はい。ご葬儀と一緒に、お手続きまでワンストップでサポートさせていただいておりますので、皆様に大変喜んでいただいております。先日も葬儀の後のお手続きの進め方の流れだけ教えてほしいとおっしゃるお客様に、手続きの進め方のご説明だけさせていただきました。



それはいいですね。それでは、お宅の斎場へご相談に行ったらいいのかしら?



お客様のご自宅、もしくは浜松町にございますオフィスにて承っております。お時間は30分程度です。実際に戸籍謄本の取得を弊社にて代行させていただくかは、そのあとにお決めいただければ大丈夫です。ただ、ほとんどのお客様にご依頼いただいております。



それなら、お願いしようかしら?



ありがとうございます。私がご自宅へお伺いするのと、佐藤様に浜松町のオフィスまで来ていただくのでは、どちらがよろしいでしょうか?



それでは、浜松町まで行きますね。



承知いたしました。例えば、来週の火曜日と木曜日ではどちらがご都合はよろしいですか?



火曜日がいいですね。



ありがとうございます。では、火曜日の午前と午後ではどちらがご都合はよろしいですか?



午前中でお願いします。



承知しました。それでは、来週25日火曜日の午前10時ではいかがでしょうか?



はい。その日程と時間で結構です。



それはで、来週の火曜日、午前10時にご自宅へお伺いいたします。お忙しい中、お時間を取ってくださいましてありがとうございます。
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