資産運用にかかる税金を安く抑えて、効率的に貯蓄する方法について解説します。
NISAの口座を利用して運用を行うことで、利益に税金がかからなくなります。
無駄なくお得に貯蓄して、老後資金を準備しておきましょう。
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【前回の復習】iDeCoならお得に老後資金を貯められる!

岸田先生からの説明によれば、老後資金2千万円を貯めるために開くべき個人口座はイデコとのことでした。
しかし、会社員の掛金には上限があり、毎月2万円ちょっとしか貯めることができません。
もっと貯めるにはどうすればよいのでしょうか?
前回の話を読んでいない人はコチラ


【節税できる口座】積み立てNISAは利益に税金がかからない





岸田先生、イデコ以外にも税金がお得になる個人口座があるって聞いたのですが、本当ですか!?



あります。
積み立てニーサです。



そちらの口座も税金がお得になるんですね!?



イデコのような所得控除は無いのだけれど、利益に対する税金がかからないのはイデコと同じだから、とてもお得だよ。
iDeCoとNISAを組み合わせて十分な老後資金を貯めよう



いいですね、イデコ2万円とニーサ1万円を組み合わせるならば、毎月3万円を老後のために貯蓄できますね。
もっと金額を増やすことはできますか?



いや、ニーサは年間40万円の上限があるんだ。
毎月3万円ちょっとだね。



ニーサで3万円貯めるとすれば、イデコと合わせて5万円ですね!



そこまでがんばって貯蓄を続けることができれば、老後資金は安心だね。
毎月の貯蓄金額は会社員なら2割・自営業なら3割が目安!



でも、うーん、ちょっと多すぎませんかね?
私の毎月のお小遣いが足りなくなってしまいそうです。



いや、一般的に、幸せな老後の生活を送るためには、会社員だと、給料の手取り額の2割くらいは貯めるべきだと言われているんだ。
自営業者だと3割くらいかな。
年収500万円で給料の手取り額が毎月30万円の会社員だと、その2割を貯めるとして毎月6万円だ。
だから、君も毎月5万円くらいは、頑張って貯めないといけないぞ。



毎月6万円だと、30年後にどれくらい貯まりますか!?



それだと5千万円くらいになるから、老後資金2千万円問題は楽勝でクリアできるね!
医療費や介護費用まで心配ないね。
インデックス・ファンドは安心?利回りの信頼性について





でもインデックス・ファンドだと、本当に利回り5%で増え続けるんでしょうか?



そうなる可能性が高いよ。
これまでの実績データを見ると、全世界の平均株価は30年前と比較して6倍の株価まで上がったんだ。



それでも株価が下がることが心配です。
バブル崩壊とかリーマン・ショックで株価がドーンと下がることもありますよね。



そんな暴落があっても、株価は5年後に元の水準まで戻っているんだよ。
短期で下がることがあっても、長期では上がり続けているんだね。



ホントですね!
やっぱり銀行預金で持っておくよりも、インデックス・ファンドのほうが良さそうですね。



そうだね。
ときどき大きく下にブレるので、そのときは不安になるけれど、それをグッと我慢してやり過ごしたら、30年後には必ず増えているはずだよ。
インデックス・ファンドの金融商品は全世界株式を選択しよう





岸田先生、質問です。
イデコとニーサの口座では、自分で金融商品を選択しなければいけないようです。
インデックス・ファンドには、
・国内株式を集めたもの
・外国株式を集めたもの
・全世界の株式を集めたもの
の3種類がありますが、どれを選択すればよいでしょうか?



インデックス・ファンドは『全部乗せラーメン』だったよね。
作るのがラクだし、中に嫌いな具材が一つか二つくらい入っていても、全体として美味しいラーメンが食べられるようにするために。



そうですね、具材が偏らないように、満遍なく乗せておきたいですね。



国産の具材しか入っていないラーメンを出せば、和食が大嫌いな人は食べられなくなってしまうかもしれない。
でも、国産と外国の具材の両方を入れておけば、ラーメンが食べられないことはないよね。



なるほど、そうすると、インデックス・ファンドは、国内と外国の全部乗せ、全世界株式を集めたものがいいってことですね!
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