個人で資産運用する際に重要な、税金を安く抑える方法について解説します。
結論、iDeCoやNISAの口座を利用して毎月の運用を行うことで、税金の控除を受けることができます。
無駄なく投資を行うことができるので、しっかりと学んで、ぜひ活用してください。
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【前回の復習】アクティブファンドは手数料のせいで儲けが少ない

岸田先生からの説明によれば、資産運用のために選択すべき金融商品は、個人向け国債とインデックス・ファンドとのことでした。
それでは、金融商品はどこで買って、どこに置いておけばいいのでしょうか?
前回の話を読んでいない人はコチラ


ネット証券で手数料を抑えてインデックス・ファンド運用しよう



よーし!
ネット証券の口座も開いたので、岸田先生のご指導にしたがって、インデックス・ファンドを買ってみよう!



そうか、ネット証券は手数料が安いからいいね。
年間5%の利率なら30年でどれくらいの儲けになる?



それでもまだ心配です。
インデックス・ファンドでも年間5%くらいしか儲からないんですよね、300万円を運用しても1年間で15万円の利益です。
こんなペースで老後資金2千万円なんて実現できるのでしょうか?



今から毎月コツコツと貯めていけば、必ず実現するよ。
例えば、今から毎月3万円ずつ買い続ければ、30年後にはいくらになっていると思う?
3万円かける12ヶ月かける30年だと1,080万円の投資だね。



そうですね、5%の利回りですから1,200万円くらいではないですか?



いや違う、2,500万円くらいになるんだ
複利の力なら大きく資金を増やせる!





えーっ!そんなに増えますか?



そうだよ、雪だるま式に増えていくんだよ。
小さな雪玉を転がし始めると、雪がくっついて大きくなり、その玉にまた雪がくっついて、最後は大きな雪だるまになるでしょ。
金融商品もそれと同じなんだよ。
稼いだ利益を運用に回せば、またそれが利益を生んで、どんどん増えていく。
これを『複利効果』っていうんだ。
節税効果のある2種類の投資方法について





なるほど、すごいですね!
でも、大儲けしても税金をガッポリ取られるんじゃないですか。



その点はね、税金が安くなるお買い得情報があるんだけど、聞いてみるかい?



えー、何ですか?



税金が安くなる特別扱いの口座があるんだよ、イデコとニーサだ。
聞いたことあるかな?



うーん、ありません。
【節税できる口座】iDeCoで年金原資を積み立てよう





ではイデコから説明しましょう。
これは『確定拠出年金』と呼ばれるもので、自分で金融商品を積み立てる年金なんだ



老後資金をコツコツ貯めるわけですね!



そうだ、会社員だと掛け金に上限があるから、毎月2万円貯めるとしよう。
年間24万円だね。
この24万円の全額が君たちの所得から控除されるんだ
【所得控除】税金の対象となる所得を合法的に減らせる!





あのー、所得控除とは何でしょうか?



所得控除というのは、税金の計算から差し引いてくれるってことだよ。
つまり、会社員の君たちが稼いでいる給与のうち24万円に対して税金がかからなくなるようなイメージかな。
年収600万円の会社員だと10%くらい税金を取られているから、24万円を差し引くと、かける10%で2万4千円分の税金が減るってことだ。
30年間続ければ72万円も税金を減らすことができるね。



それはお得ですね!



ただし、年金を受け取るときにある程度は税金を取られるから、ものすごくお得っていうわけではないけどね。



簡単に儲かる話はないですねぇー
運用利益も非課税になる!複利の効果を底上げしよう





いや、実はもう一つお得な話があるんだよ。
運用している間に稼いだ利益に対して税金がかからないんだ。
こちらにも複利効果が効いてくるから、預けたお金が雪だるま式に増えることになるね。



それでは、2万円はイデコで運用に決定ですね!
それでは老後資金2千万円を目指すために、あと1万円は普通の口座を使って運用すればよいのでしょうか?



実は、もう一つお得な口座があるんだよ。
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